日本酒に賞味期限ってあるの?|新潟の酒蔵|高野酒造株式会社

コラム

【結論】
日本酒には賞味期限はありません!

そうなの!?(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!

実際のところ、法律上
日本酒に賞味期限の記載義務はありません。
それは、清酒が醸造の過程で雑菌が繁殖しにくい性質を持っており長期間保存が可能だからです。

 

(年末年始に購入した日本酒がまだ自宅にあるのは
私だけではないはず…笑)

 

特に火入れ後の日本酒は
冷暗所(直射日光が当たらず、10度以下)で保存すれば
長期(1年以上)の保存であっても飲むことは可能です。

しかし!
「賞味期限がない=ずっと美味しい」
というわけではありません。

日本酒は直射日光や高温多湿を避けて保存することで
比較的品質を長く保てますが
品質を安定させる為の火入れがしてあるとはいえ
時間の経過とともに徐々に風味は変化します。


特に繊細な香りや味わいが特徴の、生酒や生貯蔵酒は味が変化しやすいため
購入後や開封後は特に、早めに飲むのが理想です。

その為、一般的には
・火入れ後の日本酒は製造年月から半年~1年以内、開封後は10日以内
・生酒などは要冷蔵の上、製造年月から3ヶ月以内、開封後は1週間以内
が、日本酒本来の味を楽しむ上では
オススメです。

ただし!保存状態が良い状態のものであれば
「熟成酒」「古酒」という形で
時間の経過による味の変化を
劣化ではなく味わいとして楽しむ事もできます。

では、日本酒の保存における
「劣化」と「熟成」は何が違うのか?

劣化すると酸味や苦味が強くなり
老香(ひねか)といわれる癖のある匂いが出てきます。
熟成すると熟成香といわれる豊満な香りと
コクのある濃厚な味わいに変化していきます。

※写真は「吟醸古酒 越匠 長期熟成1993」
取扱は直売店のみ

 

完成に何年も時間を要する熟成酒、古酒は
ワインと同じような
ヴィンテージ要素も含まれている為
コアなファンも多く中には40~50年物の古酒もあるので
高値で取引されることも多いお酒です。

まろやかで複雑な味わいが生まれる
独自の魅力を持つ熟成酒、古酒。

通常の日本酒に慣れてきた方は
チャレンジしてみるのも良いですね♪

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いかがでしたでしょうか?
今後の日本酒を飲むタイミングや選ぶ際の参考になれば幸いです。

日本酒は「今飲むべきお酒」と
「寝かせて楽しむお酒」などがあるため
飲むタイミングを見極めるのも
楽しみのひとつですね✨

越後酒蔵 高野酒造 オフィシャルショップ
https://www.takano-shuzo.shop/

 

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